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配管の種類とは?建設現場で使われる代表的な管を解説
建物や工場に欠かせないのが「配管」です。
水や空気、ガスなどを安全に届けるために、多種多様な配管が使われています。
しかし一口に「配管」といっても、用途によって素材や施工方法が大きく違います。
この記事では、代表的な配管の種類をわかりやすく紹介します。
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✅ 配管の種類(用途別)
1. 給水配管
建物に水を供給するための配管。耐久性や衛生性が重視されます。
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主な材料:塩ビ管(VP・HIVP)、ステンレス管、ポリエチレン管
2. 排水配管
使用済みの水を排出する配管。勾配をつけて流れるように設計されます。
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主な材料:硬質塩ビ管(VU管)、鋳鉄管
3. ガス配管
都市ガスやプロパンガスを供給する配管。気密性と安全性が最優先。
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主な材料:鋼管(白管・黒管)、ポリエチレン管
4. 空調配管
エアコンや冷暖房設備に使われる配管。冷媒や空気を効率よく運びます。
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主な材料:銅管、ダクト(空気系)
5. 消火配管(消防設備)
スプリンクラーや消火栓に水を送る配管。常に水圧に耐えられる強度が必要です。
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主な材料:鋼管、耐火被覆鋼管
6. プラント配管
工場や発電所などで、薬品・蒸気・高温流体を運ぶ特殊な配管。
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主な材料:ステンレス管、炭素鋼管、耐熱合金管
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✅ 配管の種類(材料別)
● 鋼管(鉄管)
強度が高く、ガス・消火設備などに多く使われます。
ただし錆びやすいため、防食処理やメンテナンスが必要です。
● ステンレス管
耐食性に優れ、給水・工場配管など幅広く使用。価格はやや高めですが長寿命。
● 銅管
加工性が良く、冷媒配管や給水配管に使われます。エアコンの配管でおなじみ。
● 塩ビ管(PVC管)
軽量で安価。給排水や電線の保護管など、多用途に使われます。
● ポリエチレン管
柔軟性と耐食性があり、近年は水道やガス管で普及しています。